耐放射性CMOSカメラ‐Niscam IV シリーズ

放射線量の高い環境下でも鮮明な映像を撮影。

防水構造で水中でも使用可能。



■高い耐放射線性能

耐放性CMOSカメラは、撮像管に迫る高い耐放射線性能(1×107rad)を持つCMOSセンサーと、新設計のf=20mmノンブラウニングレンズを採用したことで、放射線線量の高い環境下でも、はっきりくっきりとした映像を撮影できます。

■リモートフォーカス機構

リモートフォーカス機構により、無限遠から近接まで、被写体との距離、観察対象に合わせ、モニターを見ながら任意にフォーカスを合わせることができます。

また、カメラ機能(電子アイリス、輪郭強調、センサー感度、左右反転)を調整することで、被写体に合わせて最適なセッティングに設定可能です。

■各部のモジュール化

CMOSセンサーとレンズをモジュール化しました。

現場で交換できる構造を持つことにより、メンテナンス時間とコストの削減を実現。あらゆる現場でも、迅速で確実な撮影を可能にしました。・耐放射線性 CMOS を採用し、 1x10 7   Rad の高い耐放射線性能

・完全防水構造(水深 30 m)

・光学系にはノンブラウニングレンズを採用

・ Bi-unit 構造により、Φ 55mm x 186 (カメラヘッド)の小型化を実現

・簡単メンテナンス( CMOS センサーとレンズの交換が簡単に行えます)

■用途

・狭い空間等の検査、監視

・狭隘部にカメラヘッドを落とし込み、配管溶接部の外観検査


■ガンマ線照射後の解像度チャート撮影画像

■ 照射環境
線種 ガンマ線(コバルト60)
線種率 2×104 rad
集積線量 1.014×107 rad

■ 耐放性CMOSカメラ仕様

カメラヘッド 外径 φ55mm
長さ 約254mm
イメージセンサ 1インチCMOS
有効画素数 25万画素
耐放性(集積線数) 1×107 rad
ハウジング材質 SUS303
重量 約1.3kr
カバーガラス材質

石英ガラス(マルチコート)

レンズ 材質 ノンブラウニングガラス
焦点距離 f=18mm
耐放性(集積線数) 1×10/8乗 rad
気中時水平画角 34.4°(正方画像時)
フォーカス調整 リモートコントローラ
焦点距離 20mm〜∞(気中時)
カメラ
ケーブル 長さ40m オプションで+10m
外径 Φ12mm
外装材質 ウレタン
防水性 水深 30m
コントローラー
機能

フォーカス調整、電子シャッター調整、輪郭強調

感度調整、正方-フル画像切替、ミラー反転

信号方式 EIA/CCIR(切替)
映像出力 BNC×2
外径寸法 250mm (W))x 100mm(D)x 280(H)mm
電源仕様 AC100V〜200V(240V可能)15VA 50/60Hz

■ガンマ線照射後の解像度チャート撮影画像


■ガンマ線照射後の解像度チャート撮影画像


■各種モジュールの交換


■アクセサリー

B/W CMOSモジュール

センササイズ:1インチ

集積線量:1×107 rad

ノンブラウニングレンズ

焦点距離:f=20mm

集積線量:1×108 rad CMOSモジュール

交換治具

カタログ